ChatGPTを使っていると、ときどき不思議なことがあります。

新しいチャットを開いたのに、

「あれ? 前に話したこと知ってる?」

ということがあります。

私も最初は、
チャットを新しくしたら、全部リセットされるんじゃないの?
と思っていました。

でもChatGPTには、

Memory(メモリ)

という仕組みがあります。

今回は、

ChatGPTのMemoryって何なのか。
前の会話をどこまで覚えているのか。

デジタルに詳しくない私なりに、ざっくり整理してみます。

ChatGPTそのものがまだよく分からない方は、
「ChatGPTって、何ぞや?」の記事もどうぞ。
→ChatGPTって、何ぞや?―デジタル初心者が実際に使ってみて分かったこと


Memoryって、何ぞや?

ものすごく簡単に言うと、

ChatGPTが、今後の会話に役立ちそうなことを覚えておく仕組み

です。

たとえば、

  • 好きなもの
  • 苦手なもの
  • 仕事や趣味
  • 続けているプロジェクト
  • よく相談していること
  • 回答するときに考慮した方がよさそうな好み

など。

こうした情報を覚えていると、新しいチャットを始めても、

毎回ゼロから説明し直さなくて済む

ことがあります。


じゃあ、過去の会話を全部覚えてるの?

ここが一番勘違いしやすいところ。

全部を一字一句覚えているわけではありません。

私も最初、

じゃあ、前のチャットを丸ごと読んでるの?

と思ったのですが、そういう単純な仕組みではないようです。

現在のChatGPTのMemoryは、過去の会話などから、

「今後も役立ちそうな情報」

をまとめて、必要に応じて更新しながら使います。

つまり、

過去の会話=全部そのまま保存された巨大な議事録

ではありません。

どちらかというと、

「この人について、今後の会話で知っておいた方がよさそうなことをまとめたメモ」

に近いイメージです。


新しいチャットでも覚えていることがある

これがMemoryの便利なところ。

たとえば前のチャットで、

ブログを作っています。

という話をしていて、それが今後も重要な情報として扱われていれば、新しいチャットでブログの話をしたときにも、その前提を使って答えてくれることがあります。

毎回、

「実はブログを作っていて……」
「サイトはこういう方向で……」
「前にも相談したんですけど……」

と最初から説明しなくても、ある程度話が続く。

使っているうちに、

「あ、話がつながってる」

と感じるのはこのためです。


ただし、「絶対覚えている」ではない

ここも重要。

前に一度話したからといって、

何でも必ず覚えているわけではありません。

細かい話や、その場限りの内容などは、あとから使われないこともあります。

「これは今後も覚えていてほしい」と伝えることもできますが、
現在のMemoryは、会話の中から重要そうな情報を自動的にまとめて更新していく仕組みが中心です。

ただ、それでもMemoryは万能な記録帳ではありません。

なので私は、

大事な情報は自分でも持っておく。
でも、毎回説明しなくて済む部分はMemoryに助けてもらう。

くらいに考えるのがちょうどいいと思っています。


ChatGPTが何を覚えているか確認できる

では、

「私のこと、何を覚えてるの?」

と思ったらどうするのか。

ChatGPTにそのまま、

私について何を覚えてる?

と聞くこともできます。

また、設定からMemoryの内容を確認することもできます。

現在は、

設定 → パーソナライズ

からMemory関連の設定や、
現在のMemoryの概要を確認できます。

Memoryの概要に、全部が必ず表示されるわけではありません。

Memoryを使いたくなければ、オフにすることもできます。


一時チャットなら新しいMemoryを作らない

「今回は普段のMemoryを使わずに話したい」

という場合には、

一時チャット(Temporary Chat)

があります。

現在の一時チャットでは、
パーソナライズを使うか使わないかを選べます。

パーソナライズありなら、
既存のMemoryやカスタム指示を使って答えてもらえます。

パーソナライズなしなら、
それらを使わずに話せます。

どちらの場合も、
一時チャット中に新しいMemoryは作られません。


Memoryと「チャット履歴」は同じものではない

これも最初は分かりにくかったところです。

チャット履歴そのものと、Memoryとして整理される情報は同じものではありません。

チャット履歴は、過去にした会話そのもの。

Memoryは、
その会話などから今後役立ちそうな情報を使って、
次の会話につなげる仕組み。

なので、

「チャットを削除した=その情報が必ず全部Memoryから消える」

とは限りません。

逆に、Memoryをオフにしても、
過去のチャットそのものが
自動で消えるわけではありません。

この2つは分けて考えた方が分かりやすいです。


結局、Memoryって便利なの?

私はかなり便利だと思っています。

ChatGPTを単発の質問箱として使うだけなら、
Memoryがなくても困らないかもしれません。

でも、

  • 継続して相談する
  • ブログや仕事を一緒に進める
  • 自分の好みを踏まえて答えてほしい
  • 毎回同じ説明をするのが面倒

という使い方をするなら、Memoryがあるとかなり楽になります。

ChatGPTが、

「毎回初対面のAI」から、
「ある程度これまでの話を知っているAI」になる。

私はそんなイメージで使っています。


まとめ

ChatGPTのMemoryは、

過去の会話を全部丸暗記する機能ではありません。

今後の会話に役立ちそうな情報を使って、
話を続けやすくする仕組みです。

だから新しいチャットを開いても、

あれ? 前の話を知ってる?

ということが起きます。

ただし、何でも完璧に覚えているわけではありません。

覚えていたら便利。
でも、大事な情報を全部預ける記録庫ではない。

このくらいの距離感で使うと、ちょうどいい気がします。

私自身、ChatGPTを使い始めたころは、

「新しいチャット=全部リセット」

だと思っていました。

それが今では、
新しいチャットを開いて普通に続きを話しています。
まぁ、直前のことでも、
まだまだ忘れていることも多いですけどね。

参考サイト

OpenAI公式|メモリ FAQ
OpenAI公式|一時チャット FAQ